古くは6月の三十日に行われていた夏越の大祓と夏祭りが組み合わさり、現在では夏越祭として行われています。全国的に行われている蘇民将来の神話から、境内に大きな茅の輪を設け半年間の心身の祓えとして、輪くぐりが当社でも残っております。 当社の夏越祭では、輪くぐりの他、厳しい夏で疲れた心身を癒やし、よりご利益をお受けいただいて、無常息災な日々を迎えて頂ければと願い、様々な神賑い行事を執り行っております。
当社の秋祭りは、正式には大祭式例祭と申しますが、一般的には徳守大祭と称されています。祭礼日は、以前は10月22日に例祭、翌23日御神幸祭が執り行われておりましたが、現在では10月の第4日曜日に固定し執り行います。 早朝に行われる御祭典を正式には例祭と称し、その年最大のお祭りを意味します。氏子町内より各代表者参列し、これまでご加護いただいた感謝と、これからもご加護いただく祈りを、徳守神社にお鎮まりになられている神々へ礼を尽くして行われる最大級の祭礼です。この後、大神輿が町内を巡る御神幸祭へとつづきます。
追儺式とは、赤鬼・青鬼・小鬼たちが、たいまつを手にドラの音を勇ましく鳴らしながら境内に参入し一斉に拝殿に押し寄せ、それを拝殿で待ち構えていたお福や年男・年女(要参加予約)達が豆を投げて追い返し、これを三度繰り返した後、最後に年男・年女の方々が破魔矢を放ち、参集された方々を始め氏子の皆さまの無病息災・福徳招来を祈念するという神事です。 当社で古くから行われている神事で、年男・年女が放った矢を受け取られた方は特別な福徳招来のご利益を頂き、一年間無病息災で暮らせると伝えられております。 追儺式終了後引き続き舞台より福豆撒きを致しますので、是非お誘い合わせの上、追儺式よりご参集頂きまして「太陽の神さま」徳守大神の福を頂き福々しい春を迎えてください。※近年、蜜柑まきは控えさせて頂いております。